【11/16 ONE 173 日本大会】磯嶋祥蔵、グラップリング世界王者タイ・ルオトロとライト級MMAで激突!
「ONE 173」のカードがさらに豪華になった。日本のMMA団体で鍛え上げられた男と、世界中の柔術マットで腕を磨いた男。無敗同士の激突が東京で実現する。
11月16日(日)、東京・有明アリーナで開催される日本大会で、磯嶋祥蔵(日本)とONEウェルター級サブミッショングラップリング世界王者のタイ・ルオトロ(米国)がライト級MMAで激突。両者とも無敗記録を守り抜くために拳を交える。
磯嶋は絶好調だ。10月に開催された「ONE Fight Night 36」で、アルゼンチンのニコラス・ヴィーニャを容赦ないグラウンド&パウンドで攻勢し、2ラウンドでフィニッシュ。鮮烈なONEデビューを飾り、ONEのチャトリ・シットヨートン会長兼CEOから5万ドルのパフォーマンスボーナスを獲得。世界中のファンに強烈な印象を残した。
磯嶋はこの勝利で通算戦績は6戦全勝に。2023年にプロ転向して以来、日本のファンが注目し続けてきた理由を改めて証明した形だ。立っても寝ても危険な28歳は、どこからでも勝利を掴み取れる実力を持つ。
そして今、母国の観衆の前で勢いを加速させようとしている。ここでもう一勝を積み重ねれば、ライト級ランキングでさらなる飛躍が期待できる。
対するルオトロは、地球上で最も危険なサブミッションハンターの一人だ。このアメリカ人スーパースターは10代の頃から柔術の限界を塗り替え続けてきた。
2023年11月に開催された「ONE Fight Night 16」でマゴメド・アブドゥルカディエロフを下してONEウェルター級サブミッショングラップリング世界王座を獲得すると、その後アイザック・ミシェル、ダンテ・レオンという強豪を相手に2度の防衛に成功。
さらに、MMAに転向してからは、世界クラスのグラップリング以上のものを持っていることを証明してみせた。
今年9月の「ONE Fight Night 35」でライト級MMAデビュー戦でエイドリアン・リーと対戦。22歳のルオトロは打撃の応酬でも冷静に対処、ペースが上がっても動じなかった。そして展開がグラウンドに移行した瞬間、本能が目を覚ました。素早くバックを取ると、得意のリアネイキッドチョークで完璧なフィニッシュを決めてみせた。
この完璧なパフォーマンスで5万ドルのボーナスを獲得。世界トップクラスのグラップリングがMMAの他の要素とどれだけ融合できるか、その可能性を示唆した。
そして今回、無敗の磯嶋という新たな試練に挑む。11月16日に勝利を収めればMMA戦績は2戦全勝となり、彼が長年思い描いてきた目標に一歩近づく。それは、同じ夜にアリベック・ラスロフの挑戦を受けるONEライト級MMA世界王者クリスチャン・リーとの対決だ。
日本の地で磯嶋が無敗を守り切るのか、それともルオトロがMMAでも無類の強さを見せつけるのか。11月16日、有明アリーアリーナで答えが出る。