若松佑弥
ONEフライ級総合格闘技世界王者“リトル・ピラニア”こと若松佑弥は、日本・鹿児島県出身のファイターだ。子どもの頃から負けず嫌いで、喧嘩っ早く、近所でトラブルを起こすことも多かった。そんな荒々しい性格を矯正するために格闘技を始め、持て余していたエネルギーをリングの上で爆発させながら、同時に規律と集中力を身につけていった。
10代でボクシングのトレーニングを始めた若松は、ONE Championshipの試合を見たことで総合格闘技に魅了され、他の格闘技にも挑戦するようになる。18歳で上京し、Tribe Tokyo MMAに所属して本格的にプロを目指した。わずか2年後にはプロデビューを果たすが、初戦では1ラウンドで寝技による敗北を喫した。それでも諦めず、以降は破竹の9連勝を記録し、そのうち8試合をKOで制する圧倒的なパワーを見せた。
2016年にパンクラス・フライ級トーナメントを制し、2018年にはパンクラス世界タイトルに挑戦。その後、世界最大の格闘技団体ONE Championshipと契約を結び、国際舞台で戦うこととなった。若松のファイトスタイルは常に攻撃的で、判定に頼らず初回からフィニッシュを狙う姿勢が持ち味だ。
ONE参戦後はデメトリアス・ジョンソンやアドリアーノ・モラエスなど、フライ級の強豪と拳を交えて経験を積んだ。そして2025年3月、「ONE 172: 武尊 vs. ロッタン」にて、2度目の対戦となったモラエスを1ラウンドTKOで破り、悲願のONEフライ級総合格闘技世界王座を獲得。日本MMA界の希望として、その名を世界に轟かせた。
闘志むき出しのスタイルと、どんな相手にも臆さない強気な姿勢で、若松佑弥は今もなおフライ級の頂点に立ち続けている。
ONEチャンピオンシップでの戦績
大会別結果
| 結果 | Sport | — | ラウンド | — | 対戦相手 | 対戦相手とイベント | 国 | 日付 | 大会 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
WIN
総合格闘技
TKO
TKO
1R (3:39)
|
総合格闘技 |
TKO
1R (3:39)
|
1R (3:39) |
|
アドリアーノ・モラエスブラジル
|
ブラジル |
ONE 172: 武尊 VS ロッタン |
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WIN
総合格闘技
ユナニマス判定
ユナニマス判定
3R (5:00)
|
総合格闘技 |
ユナニマス判定
3R (5:00)
|
3R (5:00) |
|
ギルバート・ナカタニ米国
|
米国 |
ONE Fight Night 26 |
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|
WIN
総合格闘技
ユナニマス判定
ユナニマス判定
3R (5:00)
|
総合格闘技 |
ユナニマス判定
3R (5:00)
|
3R (5:00) |
|
ダニー・キンガッドフィリピン
|
フィリピン |
ONE 165: Superlek vs. Takeru |
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|
WIN
総合格闘技
TKO
TKO
1R (2:03)
|
総合格闘技 |
TKO
1R (2:03)
|
1R (2:03) |
|
シェ・ウェイ中国
|
中国 |
ONE Fight Night 12: Kryklia vs. Xhaja |
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|
LOSS
総合格闘技
TKO
TKO
1R (2:46)
|
総合格闘技 |
TKO
1R (2:46)
|
1R (2:46) |
|
ウ・ソンフン韓国
|
韓国 |
ONE 163: Akimoto vs. Petchtanong |
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|
LOSS
総合格闘技
サブミッション
サブミッション
3R (3:58)
|
総合格闘技 |
サブミッション
3R (3:58)
|
3R (3:58) |
|
アドリアーノ・モラエスブラジル
|
ブラジル |
ONE X |
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概要
勝利 - 9
敗戦 - 4
2
ノックアウト
KO
0
2
TKO
TKO
1
0
サブミッション
サブミッション
2
5
ユナニマス判定
ユナニマス判定
1
フィニッシュ率
フィニッシュ
4
フィニッシュ率
44%
勝利
9
合計試合数
13
試合時間
平均試合時間
06分 : 40秒
合計試合時間
1時間 : 26分 : 51秒