スーパーボン
ONEフェザー級キックボクシング世界王者スーパーボンは、ムエタイ一家の次男として生まれ、幼少期からジムの中で育った。家業であるムエタイを学び始めたのは子どもの頃で、6歳のときに初試合を経験。15歳になるとその才能を認められ、ムエタイの夢を追うためにバンコクへ上京し、学業と格闘技の両立を始めた。
これまでに140戦以上を重ね、アジア、ヨーロッパ、中東など世界各地で戦ってきたスーパーボンは、今や世界的なスーパースターとして知られている。これまでにPATタイ王者、IPCC世界王者、La Nuit Des Champions世界王者、WBCインターコンチネンタル王者、Enfusionトーナメント優勝、Kunlun Fightトーナメント優勝など、数多くの名誉あるタイトルを獲得してきた。
強烈な蹴り、膝、そして飛び膝で知られるスーパーボンは、これまでにサエンチャイやジョムトーン・チュワタナといった名選手たちとも拳を交えてきた。しかし、彼の真価が発揮されるのはONE Championship参戦後だった。
2020年7月、ONEデビュー戦で宿敵シッティチャイ・シットソンピーノンに勝利。さらに2021年10月には、キックボクシング界のレジェンド、ジョルジオ・ペトロシアンを衝撃のハイキックKOで破り、初代ONEフェザー級キックボクシング世界王座を獲得。この一撃は「2021年 ONEスーパーシリーズ年間最優秀KO」に選ばれた。
そのわずか5か月後、ONEの10周年大会「ONE X」でマラット・グレゴリアンを圧倒し、“世界最強のキックボクサー”としての評価を確固たるものにした。
しかし、2023年1月「ONE Fight Night 6」でチンギス・アラゾフに敗れ、一度王座を失う。それでもスーパーボンはすぐに再起し、同年6月の「ONE Fight Night 11」でテイフン・オズカンを得意のハイキックでKO。さらに「ONE Friday Fights 58」では再びグレゴリアンを下し、暫定フェザー級王座を獲得した。
そして2025年1月、アラゾフの活動停止に伴い、スーパーボンは正式にONEフェザー級キックボクシング世界王者として復帰を果たした。
ONEチャンピオンシップでの戦績
大会別結果
| 結果 | Sport | — | ラウンド | — | 対戦相手 | 対戦相手とイベント | 国 | 日付 | 大会 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
LOSS
ムエタイ
TKO
TKO
2R (1:10)
|
ムエタイ |
TKO
2R (1:10)
|
2R (1:10) |
|
タワンチャイ・PK・センチャイタイ
|
タイ |
ONE 170 |
|||||
|
WIN
ムエタイ
ノックアウト
KO
1R (1:43)
|
ムエタイ |
ノックアウト
1R (1:43)
|
1R (1:43) |
|
ジョー・ナタウットタイ
|
タイ |
ONE Friday Fights 81: Superbon vs. Nattawut |
|||||
|
WIN
キックボクシング
ユナニマス判定
ユナニマス判定
5R (3:00)
|
キックボクシング |
ユナニマス判定
5R (3:00)
|
5R (3:00) |
|
マラット・グレゴリアンアルメニア
|
アルメニア |
ONE Friday Fights 58: Superbon vs. Grigorian II |
|||||
|
LOSS
ムエタイ
マジョリティ判定
マジョリティ判定
5R (3:00)
|
ムエタイ |
マジョリティ判定
5R (3:00)
|
5R (3:00) |
|
タワンチャイ・PK・センチャイタイ
|
タイ |
ONE Friday Fights 46: Tawanchai vs. Superbon |
|||||
|
WIN
キックボクシング
ノックアウト
KO
2R (1:46)
|
キックボクシング |
ノックアウト
2R (1:46)
|
2R (1:46) |
|
タイフン・オズカンオランダ / トルコ
|
オランダ / トルコ |
ONE Fight Night 11: Eersel vs. Menshikov |
|||||
|
LOSS
キックボクシング
ノックアウト
KO
2R (1:03)
|
キックボクシング |
ノックアウト
2R (1:03)
|
2R (1:03) |
|
チンギス・アラゾフアゼルバイジャン / ベラルーシ
|
アゼルバイジャン / ベラルーシ |
ONE FIGHT NIGHT 6: SUPERBON VS. ALLAZOV |
|||||